年末に作ったマエストロベースブラスマスターのクローンだが、この絵のR22とR27が入れ違っているらしいのを見つけてBRASS1とBRASS2の音の差が少しは感じられるようになったが、それでも変化が乏しいのでツインTフィルタについてちょっと詳しく勉強してみた。ノッチ周波数は1/(2πRC)と計算されるのだが、RとCはかなりの精度で定数を合わせないとダメらしい。20年ぶりくらいに伝達関数の復習をして、とうとうTINAまで持ち出していろいろシミュレーションした結果、(特にコンデンサの)定数がずれると減衰の深さが浅くなってしまうことを発見。最終的に
1.抵抗値の切り替えは、この回路図の並列ON/OFFではなく、オリジナルらしいこの回路図の切り替え方法に変更
2.C11はC9(=C10)と同じ容量のコンデンサ2個の並列接続に変更
3.ツインTフィルタの抵抗6本は金属皮膜の誤差1%品、コンデンサ3個は瀬田無線で買ったECQPの誤差1%品に変更
までやってみた。
前より少しいい感じ。
P.S.この回路ってあのトム・オーバーハイムの設計だってねえ。