2022年8月15日

トランスアイソレータ

以下は2020年3月のお話。 VUメーター付きのマイクプリにファンタム電源がかかったらメーターが振り切れたという経験からカットのためTOMOCAの11T-12を長く使っている。中のトランスはサンスイらしい。NEUTRIKからNA-Housingが発売されたのを知ったので、ST-71で同じ機能を作ってみた。カッコいいなあ、これ。もうちょっと良いトランスが入るくらいのサイズにならないかな、と思って検索していたら、なんとトランスを通すだけのエフェクター、ライントランスと呼ぶらしいものを見つけた。LUNDAHL使ってこの価格かあ、と思って見ていたら、OEP/Carnhillという知らないメーカに気が付いた。検索するとA187A12Cが600Ω:600Ωで¥4000程度で買える。作ってみるか、ということでまずフォーンジャックのアンバランス仕様で製作。ベースに使ってみると、え、何か良いじゃん。じゃあバランス仕様も、ってことでXLRのコネクタの穴を開ける自信がないので以前からアイデアがあったコンセントボックスでなんとかするを実行。未来工業のPVR16-0をSONICのSP-01で内側をシールドしてCANAREのM-CPAX02DにPANASONICのWN7603KPで組み上げ。ゴム足代わりにタカチのシリコンバンド。あっという間に3つのトランスアイソレータ完成。A187A12CはLUNDAHLやJensenを買う勇気がない貧乏性にはちょうど良いかな。で、今は2022年8月ですが、各部材のリンクを追ったらかなり値上がりしていてちょっとビックリ!

2022年6月24日

0dB HyCAA

事の発端はエフェクターとしての真空管プリを物色していたら、真空管を使ったヘッドホンアンプ0dB HyCAAを見つけてしまったことだ。YAHAアンプはだいぶ前から知っていたがこれは全く気が付かなかった。8年も前からあったとは。ネットでかなりの高評価なので俄然興味が湧く。基板がここで売っていたので早速購入。親切なマニュアルに従っていつもの通販3社経由で推奨部品を集める。オペアンプはネットの先輩方の記事をいくつも読んでV-AMPはMUSES8920、C-AMPはNJM4556ADDを選択。真空管は侵攻の影響かロシア製がほぼ入手出来ない。でもJJのECC802Sが見つかったのでちょっと高かったけどTMを購入。以前頒布されていたアクリル板は入手出来なかったので何度かお世話になっているこちらにオーダー、1セット送料込みで¥2500くらいで作ってもらえた。部品はかなり奢ったと思うがこれでも合計¥10000未満。LEDは眠っていたオレンジを2.2kΩでおとなしめに点灯したら思いがけず良い雰囲気。昔々買ったヘッドホンアンプ付きのUSB DACを何個も復活させて、入力するラインレベルの信号を複数作って比べながら音出し。鳥肌が立ちました!なんと優しい音だ。ノイズは私の耳では全く聞こえない。入力レベルを高くする必要はあるが、素晴らし過ぎ!真空管モノは13年前にTUBE MPのINSERT端子増設改造したついでに真空管をエレハモの12AX7に交換して音が変わって喜んだ以来だな。真空管沼にハマる気持ちがちょっとわかるな。