事の発端はしばらく前に買ってノイズの多さと音やせが嫌で1回で使わなくなってしまった某社のヘッドフォンアンプを何とかならないかなあと思って開けみたらNJM386BDだったのでこりゃこれ以上無理だあ、ということでヘッドホンアンプをまた買おうかと思ってネットで検索していたら、
Chu Moyヘッドホンアンプというものを見つけたことだ。ネット上でだいぶ前から話題になっていて自作、改良、発展している人口がこんなに多いとは全く知らなかった。電流が引けるオーディオ用オペアンプの出力にコンデンサも付けずに直接ヘッドホンを駆動するという簡単な回路で、1個作ってみようかなあと思ったのだが、
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ここで売っているのをみつけてしまい、キットも売っているのだが作るのもさぼって完成品を買ってしまった。オペアンプはOPA134で個々の部品をそれなりに奢ってあるからかとてもいい感じ。入力ソースの質が良いとノイズはほとんどない。まあLM386はラジオなんかで小さいスピーカを大きく鳴らす目的で設計されたICで、ノイズが少々あっても気にしない作りなので比べる事自体が無意味か。今のヘッドホンアウトってオペアンプ出力そのままのが多い(愛用のAG-Stompなんてヘッドホンアウトとラインアウトは同じ4556使ってて出力抵抗が違うだけの回路)とは思っているが、入力から出力までオペアンプ1個だけというのはすごい。出力コンデンサもないって、今のオペアンプってオフセットが無視出来るくらいなのか。