2012年12月8日

今度はA47式のAE-HPPML

Chu Moyヘッドホンアンプはインピーダンスの低いヘッドホンは厳しいということがわかった。もう中身のわからないヘッドホンアンプなんか買えない気分なのでキットで手頃なのがないかな〜と久しぶりに検索していたら、秋月電子にA47式という回路のキットがあるということがわかって、ケースも込みで買ってみた。たくさんの方々がレポートしてくれているので、組み立てには全く困らずに、失敗もなく30分で組み上がった。16Ωくらいのヘッドホンで鳴らしても問題なし。低音はこっちのほうが出てる感じ。型名でヒットしてここに来る方もいると思うので、先輩方にならい、組み立ての注意点をいくつか。
1.4個中1個の電解コンデンサの極性が分かりにくいですが、シルクの太い線=マイナスの帯という業界ルールでシルク印刷されているので、これに合わせてはんだ付けしましょう。参考画像はこちら
2.LEDは最初にはんだ付けせずにボリューム、ジャックをはんだ付けした後に、ボリュームをケースのフロントパネルにネジ止めしながら高さを決めると良いです。
3.基板裏とシャーシの隙間が少ないので、ボリュームなどの足は、はんだ付けした後に実装されている大きなコンデンサの高さ以下に切りましょう。それでもコンデンサとシャーシが当たっている感じなので、私は0.3mmの塩ビ板を基板裏とシャーシの間にはさんでいます。

2012年7月4日

Ashbory Bassの部品

いよいよ実戦配備か?とAshbory Bassの弦を交換していたら1弦のペグの動きがおかしい。ペグを回すと真鍮のギアが削れてしまうようで、他のペグと比較するとだいぶ減っている。こりゃあ曲げちゃったかなと思って、確か公式サイトで部品売っていたよなあ、と見てみると1setで$20ってまあ安いけど、電話かメールで申し込みしかなくてちょっと面倒だなあ、他で売っていないかなあと探してみた。そしたら LargeSound.comというAshbory Bass専門通販サイトを見つけてびっくり。で、ペグをバラで売っていてさらにびっくり。1個$6って安いなあ。PayPalで支払えるし、送料も$4だから事故ってもいいか、と思ってペグ2個とナット1個を注文した。10日で届いて早速交換。やっぱペグはこうでないと、という動きで大満足。Ashbory Bassだけで商売出来てるのかな、と余計な心配だが、Ashbory Bassはファンが多いということか。 

P.S.ペグにはブッシングも取り付けネジも付いていないので、完全に修理用の販売です。ビルダーの方々、ご注意下さい。

2012年3月17日

リペアファイル

インターネットでギターリペアの実例がたくさん見られるようになって幸せ。高校生の頃、ヒデオ・カミモトの「完全なギターリペア」(リンクは原書)の翻訳版を読んでいろいろ妄想してたり(東急ハンズという店があることをこの本で知った)、千葉にいた時は東京のリペアルームとかクラフトショップを巡り歩いたりしてたが、実際の作業を見るなんてことは殆どなかった。でも今は「リペアファイル」で検索するとたくさんの実例が詳細にレポートされていて(動画まである!)、具体的なイメージが湧いて、参考になること頻り。「木工と塗装」への集中力がないことを痛感してギター職人をあきらめた大昔を思い出しながら、個人でやっているリペアショップっていっぱいあるんだな、みんな凄いな、と尊敬すること頻り。住所が大都市圏になくても宅配便で送ってリペアしてもらうというのが当たり前になっている。つまりリペアファイルのアップは宣伝になっているということだな。個人のリペアショップの皆さん、がんばって下さい。

P.S.リペアファイルを見ていると、使っている工具のstewmac.com率がすごく高い。ここから工具が手軽に買えるようになったから個人のリペアショップが増えたんじゃないのか?と思えてしかたがない。偉大なstewmac.com

2012年2月25日

ヤスリ三昧

事の発端は10年前にエレアコベースのサドルを自分で作ったことだった。エレベはブリッジに弦溝があるのに、なんでエレアコベースのサドルにはないんだ?強く弾いたら弦が動いちゃうじゃん!と思って弦溝を掘ろうといろいろ捜していたら、stewmac.comベース弦のゲージ幅のヤスリがあることを見つけた。ギター用ヤスリ10本セットは昔から知っていたがベース用は初めてだ。LowB用もあったのでベース用を揃えてしまった。ついでにこんなもの(これはスグレモノだ!)やこんなもの(サドルに傷がつかない!)も買ってTUSQでサドルを作ってみたら、まあなんて簡単で楽しいんだ。それから3年くらい何枚か作ってサドルはアコギのも自分で作るようになった。さらにそれから3年くらい経って、ネットで「ナットが重要なんだ。」という話に感化されて、試しに自分のアコギのナット調整をしてみた。結局ギター用ヤスリ10本セットも買ってしまった。いや〜ナットは奥が深い。本当にナットで弾きやすさも音も変わる。でもフレットレスに改造したエレアコベースは改造してくれたリペアーショップが作ったナットが神で「こんなの自分じゃ作れないな」とずっと思っていた。ところが友人のフレットレスのエレべを預かって電気系統を直していたら、ナットがめちゃくちゃなのに気がついて、また簡単にはずれちゃったもんだから、「道具は揃ってるし、作ってみるか」と盛り上がってしまった。でもナット溝掃除のためにまたstewmac.comからこんなヤスリまで買ってしまい、BLACK TUSQで2回作り直したが、なんだやればできるじゃん。さてじゃあずっとなんとかしようと思っているStingrayのナットをブラスで作ってみるか。

さて、いったい何本ヤスリを買ったんだ?

P.S.フレット付き楽器のナットって「0フレットがあるべき姿」だとずっと思っているのだが、なぜメジャーじゃないのかなあ。